記：Toshimi

金子先生の第4回の講義。

西洋の文明を支える基礎の基礎、情報伝達として重要なテーマ、
「文字・アルファベット（欧文フォント）」。

先生自身が夏休みを利用したイタリア取材で見つけた、碑文や歴史的建造物に彫られた文字の写真を例に、
欧文フォントの基礎を学んだ。
プラスして、イタリアの絵画の知識も学んだ。


欧文書体の基礎・知っておくとよいフォントーーーーーーーーーーー

○サンセリフ（セリフのない文字ーサンはフランス語で無いを意味）
○セリフ（セリフと呼ばれる飾りがついているもの）
○スラブセリフ（スラブ＝厚いセリフのついたもの）
○スクリプト（筆記体）、その他ブラックレター、ディスプレイなど。
○トラヤヌス碑文（TRAJAN）
○Avant Garde、Avenir Futura
○Garamond、Sabon
○Univers、Helvetica
○Times、Frutiger


イタリア紀行からーーーーーーーーーーー

○（ルネッサンス→バロック時代）バロックを肌で感じる！
　ベルニーニ　「聖テレサの法悦」など
　カラヴァッジョ　「聖マタイの召命」など
○ローマ市内で！
　SIXTY　SPQRなど
○バチカンで！
　ミケランジェロ「ピエタ」
○フィレンツェで！
　サンタ・クローチェ教会（文字の聖地）
　optimaを作ったヘルマン・ツァップ


授業で行われた実験ーーーーーーーーーーー

○高級BRAND「ブルガリ」のロゴを書けますか？
　正解は「BVLGARI」。
　古代ローマの遺跡では、「U」はなく「V」で表記され、それを利用したこのロゴは、
　歴史的で格式の高いイメージを表現していると理解できる。
○IBMのロゴを書けますか？
　覚えているようで覚えていない。
　米国のグラフィックデザイナーのPaul Rand/本名 Peretz Rosenbaum。
　このような名作ロゴを実際に書いてみるというのは大切。


知っていることはより深い理解のために重要であるし、日頃からものをしっかり観察する力を
鍛えていきたいと改めて感じた。

次回は「漢字」。楽しみ。

追記します。
参考文献後述ーー