2017年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2017年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

アートディレクション論

日付
2017年12月20日 19:00~
場所
デジタルハリウッド大学院大学
受講生の感想

記:諏訪 美香

講義ブログがすっかり遅くなってしまいましたが、
ギリギリ修了式前にアップします(すみません)。

講義では、最後の質問タイムを多くとっていただき、
(浅葉先生に質問できるめったにないチャンス…!)
ここぞとばかりに、たくさんの質問があがりあした。
そのなかで、私にとって印象に残ったことが2つあります。

1)書かれた文字の「痕跡を見る」
浅葉先生は、長年トンパ文字を研究されていて、
貴重なコレクションもお持ちです。
また、トンパ文字を取り入れたかっこいい
ポスタービジュアルも制作されています。
そこで、浅葉先生独自の着眼点があるか興味がわき、
文字のどういうところを観察されているのか、
質問させていただきました。
すると、浅葉先生から2つのことを教えていただきました。

・なぜ続いているのかを考えると、新たな発見がある。
・書いた人の背景を知ると、見えてくるものがある。

「痕跡を見る」ということは、
対象と自分とのあいだで問答をくりかえすことだと感じ、
かつて中西元男先生の講義であげられた、
「欲識」という言葉を思いだしました。
つまり、「自分がいいと思たら、なぜそう思うのか?」。
この講義では文字がテーマでしたが、
「痕跡を見る」というキーワードは、
ほかの分野のことにも応用できる姿勢だと思いました。

2)日々の研鑽。
最後に私たちへのメッセージとして、
ホワイトボードに書いていただいた言葉です。
(思わず授業後にiPhoneで写真撮りました。)

物事は一朝一夕では習得できず、
日々くりかえすことで、身体感覚として身についてきます。
浅葉先生のかっこいいビジュアル表現は、
長年のキャリアはもちろん、
この「日々の研鑽」があるからだと知ると、
自分の道のりは……
まだまだ長いなと思いました。

《STRAMD》

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