2011年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2011年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

ビジネスデザイン論3

日付
2011年11月17日 18:30~
場所
桑沢デザイン研究所
概要
本質を捉える
受講生の感想

記:尾崎 勝悟

11月18日(木)「ビジネスデザイン論(3)」講師:河野龍太
第44回 記:尾崎勝悟

今回のテーマは、「本質を捉える」
講義冒頭、この30年のアメリカ、日本、中国のGDPの推移のグラフを見せられる。

当然、中国に抜かれ3位に転落したことも、中国の勢いが、凄まじいことも知っているのだが、
アメリカは常に右肩上がりを遂げ、中国は、本当にこの数年で急激に伸び、そして日本は94年を
ピークに横ばいでもがき続ける構図がはっきり見えてしまう。
経済だけが全てではないけど、経済に生きるビジネスマンの端くれとしては、やはり悔しい。
河野先生は、日本の停滞について、解説を加えながらから「色々な意見があることは承知していますが、
個人的な考えとしては、(日本、もしくは企業は)成長を求めなければならないし成長をしていくということ
の方がごく自然のことだと思います。なぜなら、成長を求めなくなったら途端に停滞、凋落を始めるからです。」
というようなことを言われました。

内心、拍手喝采!!

というのも、経済的成長を否定する人たちがあまりにも多く、それは、ビジネス、もっと泥臭く言えば商売を
否定的に考えている人が多い。という現実にがっかりしていたためです。

以下は私の講義メモから。

21世紀のビジネスの競争原理を理解する
1.感情をめぐる戦い
2.ビジネスモデル・プラットフォーム・仕組み」の戦い
3.「知識資産」を武器とする戦い ブランド、知識ノウハウ、知財
・エモーショナルビジネスデザインを理解し実践する。
・行動する。

差別化が難しい時代

コモディティ化

価格競争

戦略イノベーションによって、感情的価値を強みとするハイブリッド価値で
「違いをつくる」戦略

エモーショナル・ビジネスデザイン(EBD)
3つのKEY
VISION×戦略イノベーション×ブランド


戦略とは何か?
・違いをつくること
・他社がまねをしにくい仕組みをつくること
強みが行かせる仕組みづくり

競争戦略2つの方向性
品質かコストか?
中間 スタックインミドル 収益が下がる
22時まで続いた白熱の相次ぐ質問の中で、私が最後にした質問(2問)
・(上の構図について)なぜ日本企業は、機能価値型を求めるのか?気づいたらやればいいのでは?
→そもそも、そのことに気づいてない可能性あり。気づいていても変えられないということもある。
・サムスン的にデザインで勝つため、EBDをやりきるためには、特別な才能が必要なのでは?(天才型組織)
→そうとは限らない、旭山動物園や黒川温泉などの事例もある。←実は、この答えに納得いってない私。

うーん、すっかりビジネス脳が熱くなった私は、河野先生を連れだし、談義は深夜まで。。
おかげで今朝は寝不足のはずが、頭スッキリ。
やっぱり仕事で疲れた頭にはビジネス談義が良く効く。

《STRAMD》

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